日本でも本格化する『ファイナンシャルプランナー』の存在とは?銀行との違いは?

ファイナンシャルプランナーとは?

日本でも本格化してきているファイナンシャルプランナーですが、どのような点でマスリテールの金融機関と異なるのでしょうか。

まず、マスリテールの金融機関は、一般的に市場に出回っている株や投資信託、国債などの債券の売買に適していますが、一方でファイナンシャルプランナーは、顧客ひとり一人にオーダーメイドされた金融商品やサービスを紹介しています。

また、ファイナンシャルプランナーは複合的な視点で多様なオーダーメイド商品を提案・提供しているのも大きな魅力の一つです。

商品とサービスを提供するためには、顧客と直接窓口となる担当者に豊富な金融知識が必要なことはもちろんですが、グループ会社内にも、さらに専門知識を持つスペシャリスト集団を抱えることが欠かせません。

ファイナンシャルプランナーは資産運用のノウハウも豊富な点が挙げられます。

また、1人の顧客に十分な時間をかけてカウンセリングを行うために、1人が担当する顧客数が少ないのです。

顧客の状況を熟知しているからこそできることも多く、例えば金融市場が乱高下した際すぐにコンタクトを取り、対応を相談できるパートナーがいることはファイナンシャルプランナーならではの手厚いサービスであり、大切な資産を守る上で頼もしく感じられます。

長期的な関係構築で人生設計も

ファイナンシャルプランナーは、老後資金や保険、子供や孫への相続対策など、家庭環境を含めて長期的な視点でじっくり相談できるパートナーとなります。

ゆえに満足度も高く、海外の場合は、担当者と顧客の関係が2代、3代の付き合いに発展することも珍しくありません。

一方、日本のマスリテールの大手銀行や証券会社の営業員は、顧客と営業員の癒着を防ぐ目的から全国各地の支店を2、3年ごとに異動して営業活動を行う(いわゆる人事ローテーション)のが通例でした。

しかし、顧客との長期的な信頼関係構築に支障をきたす等の理由から、金融庁は2019年12月に監督指針を改定し、定期的な異動ルールを撤廃しました。顧客との長期的関係を見据えた人生設計のサポートを提供する金融機関も出てきており、今後に期待したいところです。


ファイナンシャルプランナーと顧客の関係性は強い信頼でつながっており、両者が望む限り長期的に続く傾向があります。

それを示す例として、担当者がたとえ転職しても、その担当者を信頼している顧客は、担当者の転職先金融機関に新たな口座開設をして引き続き同じ担当者にマネープランの設計を託している事例も多いほどです。